飯田市と浜松市を結ぶ三遠南信道のうち、飯田市の天龍峡―龍江インター(IC)間の4キロが17日、開通した。国土交通省飯田国道事務所などはこの日、天龍峡IC駐車場で開通式を開き、県選出国会議員や地元の首長、地権者ら約220人が参加。テープカット後、それぞれ車に乗って開通区間を走った。
天龍峡―龍江IC間の開通により、先行開通区間と合わせ中央道飯田山本―飯田上久堅・喬木富田IC間(14・6キロ)が結ばれた。
飯田市の名勝・天竜峡に架かる天龍峡大橋(280メートル)も同時に開通した。歩道が併設されており、天竜川やJR飯田線を見渡しながら「空中散歩」を楽しめる。
この日の開通式で、三遠南信道路建設促進南信地域期成同盟会長の牧野光朗・飯田市長は「三遠南信の地域間連携がより進む。さらに地域を発展させるため、一日も早い全線開通を目指す」と述べた。