苗木を植える(左から)東代表補佐、石井知事、中西館長=高志の国文学館

苗木を植える(左から)東代表補佐、石井知事、中西館長=高志の国文学館

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トールキンゆかりクロマツ 高志の国文学館に植樹

北日本新聞(2019年11月19日)

 富山市の高志の国文学館は18日、県が英オックスフォード大から譲り受けたヨーロッパクロマツを屋外庭園に植樹した。同大のクロマツは「ホビットの冒険」「指輪物語」で知られる作家、トールキンゆかりの木。4年前に英国外では初めて富山県にその種子が贈られ、県中央植物園で苗木まで育てていた。

 石井隆一知事が「欧米の方が文学館に立ち寄るきっかけになればいい」とあいさつ。中西進館長と東まゆみ同大日本事務所代表補佐と一緒に苗木を植えた。

 同大のクロマツはトールキンが木陰で創作したことから「トールキンツリー」の名で親しまれてきたが、老木となったため2014年に伐採されている。県中央植物園が同大の研究に協力したことが縁で、15年に最後の種子の一部を譲り受けた。

 中西館長は「文学館のシンボルになってほしい。11月18日を『トールキンの日』にしたい」と語った。

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