氷見市灘浦地区で栽培される「灘浦みかん」の共同出荷が18日、JA氷見市宇波支所で始まり、生産者7軒が約400キロを持ち込んだ。今季は色づきが遅れているが、例年並みの2・5トン前後の出荷を目指す。
灘浦かんきつ研究会(柳瀬正信会長)が海沿いの温暖な気候に着目し、2006年から栽培。現在は約20軒がミカン約3千本を育てている。
この日は生産者がサイズ別に分けて持ち込み、JA職員と研究会役員が品質や重さを確認した。JAグリーンひみを中心に市内の直売所で販売。市内の保育園や老人会向けに出荷するほか「みかん大福」などの加工品にも使われる。