長野市芸術館が、年間を通じて活動する同館「レジデント・プロデューサー」のギタリスト上條頌（しょう）さん（３４）＝東京＝に制作を依頼したオリジナル楽曲「Ｔｈｅ　Ｍｕｓｉｃ　Ｐｌａｃｅ」が完成した。「長野市がいい音楽にあふれた街になるように」（上條さん）と願いを込めて作ったという。２３日に同館で開く上條さんプロデュースのライブでお披露目される。

　上條さんは愛知県出身で、母方の祖父が塩尻市出身。米国の著名ギタリストに２０歳で弟子入りし、帰国後は三浦大知さんや倖田來未さん、清水翔太さんら著名な歌手のツアーやレコーディングで演奏を担当している。

　今回の楽曲は上條さんが作曲し、ギターで演奏。「理想的な音楽の街をイメージした、爽やかで明るい曲」にした。上條さんは「『長野市といえば音楽』とされるような、音楽を目当てに人が集まってくる街になってほしい」と期待。芸術館担当者は「広く知ってもらえるように活用したい」としている。

　ライブは午後５時から。上條さんと親交が深い人気グループ「ＥＸＩＬＥ（エグザイル）」のＳＨＯＫＩＣＨＩさんがゲストとして登場。持ち歌を上條さんの特別なアレンジで披露する。ダンサーのＳｈｉｎｇｏ　Ｏｋａｍｏｔｏさんや、米国出身のゴスペル歌手マキーダさんらも出演する。チケットは一般６千円で、同館チケットセンター（電話０２６・２１９・３１９１）で取り扱っている。