福井県あわら市のあわら温泉女将(おかみ)の会が米作りから手掛けるオリジナル日本酒「女将」の仕込み作業が11月19日、坂井市の久保田酒造で行われた。女将たちは新酒の出来を楽しみに、心を込めて作業に当たった。
仕込みには女将5人が参加。蒸した酒米の内部までこうじ菌が浸透するよう手で平らにならす工程では、香りや感触を確かめながら丁寧に取り組んだ。こうじと水、酒米、酵母菌で作った「酛(もと)」をかき混ぜる様子も見学した。
女将の会の山口由紀会長は「工程を見たり、酒米に触れたりすることでより深く、お客さまに『女将』の良さを伝えられると思う」と完成を心待ちにしていた。
12月10日午前11時半からあわら市のセントピアあわらでお披露目会を行い、各旅館での販売を開始する。