子どもたちに人気の縄文土器のパズル

子どもたちに人気の縄文土器のパズル

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土器復元パズル、時間競う 岡谷美術考古館で人気

信濃毎日新聞(2019年11月20日)

 岡谷市の市立岡谷美術考古館に置かれた、市内出土の縄文土器を「復元」する手作りパズルが人気を集めている。2013年の移転開館時に作ったが、近年の縄文ブームに合わせ、時間を競い上位者をランキングで紹介するようにしたところ、「ゲーム感覚で楽しめる」と子どもたちに受けているという。同館は、縄文時代への関心を持つ入り口にしてほしい―と挑戦を待っている。

 「復元パズルクエスト」と題し、ロールプレーイングゲームをイメージしたイラストや飾りと共に、同館の1階ロビーに2種類のパズルを置いている。市内で出土した土器を学んでほしいと、初級は縄文中期の彩文(さいもん)土器(長地中屋出土)を、上級も同時期の顔面把手(とって)付深鉢形土器(長地片間町出土)をパズルの題材にした。

 初級は13個、上級は33個のピースに分かれており、土器の写真などを参考に台紙の上で完成させる。体験は無料。受け付けに申し出れば、完成までの時間を計ってもらえる。上位3位までの記録を超えると名前が掲示される。

 同館の担当者によると、パズルをきっかけに縄文時代に興味を持ち始めた―との声も寄せられているという。今後は、他の土器もパズルに取り入れることを検討したいとしている。

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