24日のイベントに向けて準備を進める増穂さくら会のメンバー=志賀町富来活性化センター

24日のイベントに向けて準備を進める増穂さくら会のメンバー=志賀町富来活性化センター

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桜貝の名所、富来においで 有志の会が魅力発信

北國新聞(2019年11月21日)

 「日本小貝3名所」の一つに数えられる志賀町の増(ます)穂浦(ほがうら)海岸に人を呼び込もうと、同町富来地域の住民有志が団体「増穂さくら会」を結成した。24日に同町富来領家町のレストランで初めてのイベント(北國新聞社後援)を実施する。同海岸の桜貝を使った作品制作などに取り組むメンバーが中心となり、ワークショップの企画や作品展示を通じて海岸の魅力を発信する。
 増穂浦海岸は11月~翌年3月、ピンク色の桜貝など大小さまざまな貝殻が砂浜に打ち上げられる。神奈川県鎌倉市の由比ケ浜(ゆいがはま)、和歌山市の和歌浦(わかのうら)と並ぶ小貝の名所として知られ、志賀町内では桜貝のアクセサリーやキーホルダーなどが土産物として人気を集める。
 増穂浦海岸をPRする機会を増やそうと、富来商工会事務局の浜野誠一さんが、県の「ふるさとの匠(たくみ)」で貝装飾デザイナーの美(び)智紀さん(富来地頭町)らに団体の結成を提案。シーグラス作家の河原恵里香さん(同)、桜貝収集家の三谷則子さん(相神)、元志賀町地域おこし協力隊の笠井良純さん(富来領家町)を加えた計5人で、増穂さくら会が発足した。
 24日のイベントは「海の工房作品展」と銘打ち、富来領家町のレストラン「ブラッスリーたかやま」で開かれる。桜貝とシーグラスをテーマに、アクセサリー作り体験や美さんらの作品展示のほか、桜貝に見立てた折り紙を貼り付ける壁画アートの制作などにも参加できる。
 美さんは「増穂浦海岸では、日によってさまざまな貝を拾うことができ、夕日やロケーションもきれい。桜貝を通して足を運ぶきっかけをつくりたい」と話した。

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