辰野町でガイド付きの自転車ツアーを企画している町地域おこし協力隊小口麻利子さん(39)らの実行委員会は、三つのサイクリングコースを紹介するマップを作った。今春作ったマップに続く第2弾。自転車で世界一周した小口さんの夫の良平さん(39)がコースを監修。町内だけでなく、諏訪や岡谷、塩尻市をつなぐコースが加わった。
上級者向けの「初期中山道ルート」(22・3キロ)は、岡谷駅(岡谷市)を出発し、辰野町の「しだれ栗森林公園」、牛首峠を通り日出塩駅(塩尻市)がゴール。未舗装区間も含み、「辰野町の新たな魅力になる」と良平さん。
初心者向け(8・7キロ)は小野宿を回る。中級者向け(20・6キロ)は辰野駅を発着点に平出地区から有賀峠(諏訪市)を登り、沢底地区へ下るコース。いずれも飲食店や写真スポット、神社などの見どころを紹介している。
麻利子さんは、第1弾の全3コースでツアーを企画。「自転車に乗ると翼が生えたように自分の世界が広がる」と感じている。第2弾のコースのツアーも計画中だ。マップは8千部作り、町内外に配布予定。実行委メンバーの赤羽孝太さん(38)は「辰野町に来てもらえるきっかけになれば」と願っている。