作品を展示している安島の5人の作家=11月18日、福井県坂井市の安島ふれあいセンター

作品を展示している安島の5人の作家=11月18日、福井県坂井市の安島ふれあいセンター

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安島で生まれた美 作家5人が130点 福井・坂井

福井新聞(2019年11月22日)

 福井県坂井市三国町安島に住む5人の作家による展示会(福井新聞社後援)が同市の安島ふれあいセンターで開かれている。洋酒の空き瓶の中に模型の船を組み立てたボトルシップや海女に伝わる伝統の刺し子「安島モッコ刺し」など、日本海が広がる豊かな自然の中で生まれた力作計130点を展示している。11月24日まで。

 5人は、ひもを装飾的に編む技法「マクラメ」でタペストリーなどを制作する岡野栄子さん(68)、ボトルシップの精巧な帆船を手掛ける大西忠夫さん(75)、県美展での入賞経験も豊富な日本画の間海幸洋さん(70)、安島モッコ刺しの技術を現代風にアレンジするなどして継承に努める坂野上百恵さん(48)、パン粘土を使って草木などを繊細に表現する工芸作家の森岡千代子さん(67)。安島区の要田照夫区長(68)の呼び掛けで"共演"が実現した。

 大西さんが外国航路の船員だった際に余暇の楽しみとして制作していたボトルシップを中央に置き、壁面には三国祭の山車や見物客を描いた日本画、マクラメの多彩な編み方を駆使したえとの壁掛けや人形が並ぶ。モッコ刺しのカラフルな幾何学模様が施された小物入れや法被、四季折々に表情を変える安島の植物を再現したパンフラワーも目を引く。

 坂野上さんは「互いの作品をじっくり見たことがなかったので、私たちも楽しい」と話す。要田区長は「安島には立派な作家が多くいることを知ってもらいたい」と来場を呼び掛けている。

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