善光寺境内でのオープニング映像の撮影で、ポーズについて指導を受ける七福神たち

善光寺境内でのオープニング映像の撮影で、ポーズについて指導を受ける七福神たち

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七福神が薦める善光寺周辺の食 復興へ歩む長野の情報発信

信濃毎日新聞(2019年11月22日)

 長野市中心市街地をPRするグループ「信州リアル七福神」として活動する地元商店主ら7人が、善光寺周辺の飲食店などを紹介する映像を制作した。一橋大大学院1年で地域社会学専攻の伊藤将人さん(23)=池田町出身=が「総合ディレクター」となって企画立案を担当。台風19号被害からの復興に歩みだす長野市の情報を発信することで、関係者は「街が元気だと伝えたい」と意気込んでいる。

 これまで善光寺周辺の飲食店を巡るツアーなどを企画してきた七福神は6月、情報発信を充実させたい―と、SNS(会員制交流サイト)や動画サイトでの発信を想定したPRに協力できる有志を募集。大学院での研究の傍ら、県内の観光情報を英語で紹介するウェブサイトなどを運営する伊藤さんが加わることになった。

 台風19号被害から間もない10月下旬、伊藤さんの手配で都内の映像制作会社スタッフが来訪。色とりどりの衣装に身を包んだ七福神が善光寺境内でポーズを決めるオープニング映像や、ラーメン店運営会社を経営する「恵比寿天」役の塚田兼司さん(48)による飲食店紹介の「食レポ」を撮影した。

 「映像を通して、復興にも貢献できればいい」と伊藤さん。災害直後から避難所を訪ね、ラーメンや豚汁の炊き出しをした塚田さんは「少しずつ前向きな一歩を踏み出すことが大切」と力を込める。

 動画はそれぞれの「神」が薦める飲食店を紹介する計7分の内容。年内をめどに動画投稿サイト「ユーチューブ」などで公開する予定だ。

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