駅利用者に弾き語りを披露するメンバー=金沢駅もてなしドーム地下広場

駅利用者に弾き語りを披露するメンバー=金沢駅もてなしドーム地下広場

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毎週土曜、もてなしの演奏 金沢駅で「チームきらら」

北國新聞(2019年11月24日)

 県内のアマチュア歌手ら約200人が所属する音楽グループ「チームきらら」が、毎週土曜、金沢駅もてなしドーム地下広場でパフォーマンスを披露している。北陸新幹線開業以降、通年で開催し、多彩な音色で駅利用者をもてなす。チームを巣立ち、東京で活動中の女性シンガー・ソングライターもおり、アーティストの原石を磨く舞台にもなっている。
 会場は、JR金沢駅兼六園口(東口)から地下広場に通じるエスカレーターを降りてすぐのスペース。チームには中学生から80代まで、弾き語りやバンド、ダンス、オカリナチームなどが所属し、都合がつくメンバーが午前11時から順に出演している。
 チームは2011年、代表で、音楽イベントの運営に関わる市内の武田和代さんが、知人のアーティストと結成した。金沢の玄関口を音楽で盛り上げたいと、北陸新幹線開業前年の14年から、市の「にぎわい協力団体」として公演をスタートした。
 地下広場では、同じ時間帯にボランティアの「金沢もてなし隊」が加賀棒茶を振る舞ったり、観光案内をしたりするブースを設けており、駅利用者が一息つく場となっている。武田さんは「自分たちも楽しみながら、道行く人を音楽で癒やしたい」と笑顔を見せた。

 チームでは音響機材を自由に使えるほか、市の許可を得て地下広場を無料で利用できるため、プロを志す若者も活動している。
 チーム出身で、現在は東京で活躍するシンガー・ソングライターMi―Yu(ミーユ)さんもその1人だ。17年に上京するまで毎週ライブを続けたといい、「お客さんとの距離感やライブ進行の経験が今も生きている」と振り返る。
 Mi―Yuさんは24日午後3時から、TSUTAYA金沢店(西念4丁目)で、ファーストアルバム「Only One」をPRするライブ(北國新聞社後援)を開く。

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