白馬村内5スキー場のリフト事業者でつくる村索道事業者協議会と村観光局は23日、同村の白馬ジャンプ競技場で雪乞いと安全祈願をした。かつては11月中にオープンできていたスキー場も、ここ数年は雪不足が続く。今年も雪はほとんどなく、神事に臨んだ約70人がまとまった降雪と今季の盛況を願った。
この日の村の最低気温は前日を約9度上回る4・9度で、10月下旬並み。スキー場上部でも積雪はほとんどないといい、同協議会の倉田保緒(やすお)会長は「来週からは冷え込みも予想される。今日を境に雪が降り、良いシーズンになることを期待したい」とあいさつした。5スキー場はまとまった雪が降り次第、ゲレンデを整備しオープンする。
村によると、18〜19年の入り込みは96万6087人で、17〜18年より3%減少。今季は好調なインバウンド(海外誘客)を軸に、6季ぶりの100万人台回復を目指す。