県立航空プラザに搬入された「空の貴賓室」のシート=小松市内

県立航空プラザに搬入された「空の貴賓室」のシート=小松市内

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旧政府専用機 貴賓室を小松で6月公開

北國新聞(2019年11月25日)

 3月に退役し、小松市が航空自衛隊から貸与を受ける旧政府専用機の貴賓室の備品が、公開場所となる同市の県立航空プラザに搬入された。天皇陛下や歴代首相らが海外訪問などの際に滞在したスペースで、市は6月からの常設展示に向け、航空プラザ2階を改装して「空の貴賓室」を再現する。29日開会の市議会定例会に提出する12月補正予算案に事業費1200万円を計上する。
 貴賓室は旧政府専用機「ボーイング747―400型」の1階最前部にあった。幅6メートル、奥行き6メートル、高さ2・4メートルほどのスペースに執務机や大型モニター、打ち合わせ用のテーブル、革張りのシート、ベッドなどが並べられていた。警備上の理由から退役まで内部は非公開だった。
 貴賓室は旧政府専用機の退役後に機体から外され、旧政府機が所属した空自千歳基地(北海道千歳市)で保管されていた。
 小松市は10月29日に貴賓室の備品44個をトレーラー2台に積んで同基地から搬出し、今月1日に航空プラザに運び入れた。現在は倉庫に収納されている。今後、2階を一部改装し、展示スペースを確保する。いずれの備品も展示のみで、シートに座ったりはできない。
 旧政府機は2機あり、いずれも3月に退役した。もう1機の貴賓室は空自浜松広報館(愛称エアパーク・静岡県浜松市)で展示が計画されている。

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