福井県小浜市今富地区の夜を彩るペットボトルツリーの点灯式が11月23日夜、同市今富公民館で行われた。住民有志が約1万5千本のペットボトルを使って仕上げた力作で、黄色や青色などカラフルな光が一斉に辺りを照らし出した。
ツリーは2009年から毎年制作しており、今年で11回目。今富まちづくり協議会を中心に地元の約20人が、約2週間掛けて作り上げた。
高さ約6メートルのツリー2基やハートのイルミネーション、長さ約4メートルのトンネルなどを設置したほか、今年は新たに「河」と名付けたイルミネーションも設けた。近くを流れる南川をイメージしたもので、青色に輝く"光の川"を2匹のコイが泳ぐ様子を表現している。
式では、同協議会の村田康郎会長(69)と猪嶋宏記副市長がボタンを押して点灯。大勢の家族連れや子どもたちが訪れ、色鮮やかなイルミネーションの前で写真を撮るなどして楽しんでいた。村田会長は「準備は大変だけど、こうやって子どもたちがたくさん来てくれるのを見ると、良かったなと思う。いろんな人に見て頂きたい」と語った。
来年2月末まで、午後5時~同10時ごろまで点灯する。