5センチ角に切られた生寒天。一般的な棒状の形よりも製造期間を短縮できるという

5センチ角に切られた生寒天。一般的な棒状の形よりも製造期間を短縮できるという

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寒天作り、温暖化に対応 諏訪のイリセン、期間も作業も短縮

信濃毎日新聞(2019年11月27日)

 諏訪市の寒天製造販売イリセンは26日、寒天の製造期間を従来よりも短縮した新しい生産方法を茅野市北山の工場で始めた。一般的には海藻を煮た生寒天を長さ30センチの棒状にして凍結、乾燥を繰り返すが、これを5センチ角の大きさにして時間を短縮。さらに生寒天を作る作業にかかる時間を減らし、労働負担の軽減にもつなげた。同社は「温暖化と働き方改革に対応した上で生産効率を向上させたい」と意気込んでいる。

 諏訪地方特産の寒天製造ではまず、2日間かけて生寒天を作る。これを型に流し込んで長さ約30センチの棒状にし、天日で凍結、乾燥を繰り返す「天出し」を約2週間行って寒天にする。

 同社の新しい製造方法は、1回で作る生寒天の量を従来の5分の1程度にした。煮る時間を短縮することで、1日で天出しを始めることができる。生寒天を作る型は独自に開発。格子状の仕切りが付いたふたをかぶせると、5センチ角に切り分けられる。形が小さいので凍結と乾燥が早く進み、天出しは約1週間で終わるという。

 「製造期間が短いので、天候を見ながら製造量を調整でき、冷え込みが緩むことによる失敗を減らすことができる」と社長の茅野文法さん(39)。今季は棒状と角型の型を併用して来年3月まで作業を続ける予定で、「天候に振り回されることなく、製造者が生産量を調整できるようにしたい」としている。

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