来場者に作品を説明する六渡会長(左)

来場者に作品を説明する六渡会長(左)

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14窯元の個性光る秀作 県郷土陶芸展

北日本新聞(2019年11月28日)

 第54回県郷土陶芸展が27日、北日本新聞ギャラリーで始まった。県郷土陶芸会(六渡心六会長)に所属する14の窯元が皿や茶わん、花入れなど50点を出品。伝統の技と現代の感覚を融合させた秀作が並び、来場者の目を楽しませている。12月2日まで。

 富山の風土に根差して制作を続ける各窯が、刺激し合う場を設けようと年1回開催している。毎年大和で開いてきたが、今年は北日本新聞ギャラリーに会場を移した。

 各窯の個性が表れた意欲作を紹介している。ヒョウタンのくびれや丸みのある形状を生かし釉薬(ゆうやく)のたまり具合に変化を付けた織部の花器や、シャープな縦線を等間隔で施した大つぼ、黄瀬戸の茶わん、カップなどを展示している。

 会期中は出品作家が日替わりで会場を案内する。初日は六渡会長(高岡、古府焼)と奥川克臣さん(小矢部、夜夫奈美(やぶなみ)窯)が担当し、来場者に制作手法や作品に込めた思いを説明した。六渡会長は「各窯の作品が響き合う空間に仕上がっている」と話した。

 入場無料。県郷土陶芸会と北日本新聞社主催。

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