入魂したサクラコマ(左)やだるま

入魂したサクラコマ(左)やだるま

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サクラコマに合格願い入魂 伊那・高遠の弘妙寺

信濃毎日新聞(2019年11月28日)

 伊那市高遠町の弘妙寺(ぐみょうじ)で27日、受験生の合格を祈願する「サクラコマ」の入魂式があった。回すとプラスチック製の花びらが開くサクラコマは、市内の製造業などでつくる「製造業ご当地お土産プロジェクト」が2013年に開発。入魂した100個を市内の高遠さくらホテルなどで販売する。

 同寺の境内で折れたイチョウの枝が、他の枝に引っ掛かって「落ちなかった」とのエピソードにあやかり、毎年祈願している。この日は住職の田中勲雄(くんゆう)さん(76)が読経し、サクラコマの他、鉢巻き姿で桜をあしらっただるまも入魂。同プロジェクトの6人が受験生の合格を願って手を合わせた。

 プロジェクト代表で、市内の設計会社「スワニー」社長の橋爪良博さん(44)は「勉強の合間に回すとほっとできると思う。今は大変な時期だけど、笑顔で春を迎えられるように頑張ってほしい」と話した。

 サクラコマは1個1000円(税別)。同社のホームページからも購入できる。

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