20万円で競り落とされた能登志賀ころ柿=金沢市中央卸売市場

20万円で競り落とされた能登志賀ころ柿=金沢市中央卸売市場

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能登志賀ころ柿 1箱20万円、過去最高値

北國新聞(2019年11月29日)

 志賀町特産の「能登志賀ころ柿」の初競りが28日、金沢市中央卸売市場で行われ、12個入り1箱(1キロ)が過去最高値の20万円で競り落とされた。今季から本格的に導入されたプレミアム規格品は並ばなかったが、12月上旬にも出荷される予定という。
 能登志賀ころ柿は深いあめ色と果肉の軟らかさ、素朴な甘みが特長で、年末年始の贈り物として人気となっている。2016年10月に国の地理的表示保護制度(GI)に登録され、ブランド化が進んでいる。
 1箱20万円のころ柿は青果卸業「堀他」(金沢市)が競り落とし、同市の日本料理「銭屋」が購入した。髙木二郎料理長は「能登志賀ころ柿はソフトな口触りで一番おいしい。デザートに使いたい」と話した。
 JA志賀は来年1月初旬までに約3万7千箱、約37トンの出荷を見込んでいる。プレミアム規格は従来の4Lサイズ(85グラム以上)に相当し、鮮やかなあめ色を認定基準とした。昨年は市場に出回らなかった。

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