福井県大野市下若生子の麻那姫湖畔に立つ麻那姫像の雪囲いが11月28日、行われた。地域のシンボルとして観光客らを出迎えた金色のヒロインは来春まで眠りにつく。
麻那姫は昔、大干ばつから村人を救うため、真名川に身を投じて自らを竜神にささげたという伝説が残る。
像は1992年に建てられ、青銅に金箔(きんぱく)が貼られている。雪による傷みを防ぐため、毎年この時期に雪囲いをしている。
寒風が吹く中、4人の作業員が像の周囲に木材を組み立て、台座を含めると高さ6メートル余りをブルーシートですっぽりと覆った。