地元特産の東浦みかんのPR販売を行う東浦小児童=11月29日、福井県敦賀市の北陸自動車道下り線杉津PA

地元特産の東浦みかんのPR販売を行う東浦小児童=11月29日、福井県敦賀市の北陸自動車道下り線杉津PA

福井県 敦賀・若狭 特産

特産「東浦みかん」おいしいよ 福井・敦賀の児童がPR

福井新聞(2019年11月30日)

 福井県の敦賀市東浦小の児童が11月29日、地元特産の東浦みかんのPR活動や販売を同市の北陸自動車道杉津パーキングエリア(PA)で行った。児童は車から降りてきた人を見つけると、「甘酸っぱくておいしいですよ」と試食を勧めたり、自分たちで作ったチラシを渡したりしながら、地元が誇る逸品を紹介していた。

 同校が地区の活性化を目指して4年前から取り組む「東浦みかんプロジェクト」の一環。地域の人たちと協力しながら、ミカンの栽培から収穫、PRまで年間を通して体験している。この日は4、5年生12人が学校近くの同PAで活動した。

 児童はPAで休憩する人たちを見つけると、積極的に声を掛け、東浦みかんのおいしさの特長などを説明。近隣から安く譲ってもらったミカンを1袋に3~5個入れ、100円で販売した。

 さらに今回は、PRグッズを作りたいという児童の発案により、「東浦みかんは最高だよ」「みかんのおかし、ゼリーも売っているよ」などと書かれたチラシや消しゴムカバーなどを自作。ミカンと一緒に手渡し、東浦への来訪を呼び掛けた。

 児童たちの熱心な活動により、販売開始から約50分で用意した100袋を完売。児童たちは「また、みかんを買いに来てくれるといいね」「全部売れたよ」などと喜びの声を上げていた。

 5年の児童(11)は「東浦みかんは、皮をむくと香りがフワーッと広がり、味も甘酸っぱくて、とてもおいしい。地元だけでなく、多くの人に東浦の"宝"を知ってほしい」と話していた。

 同校は今後、12月にミカンの収穫、来年3月には枝切り作業などに取り組むという。

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