ハクチョウの飛来地として知られる氷見市の十二町潟水郷公園で羽を休めるハクチョウが今季も30羽の大台に乗った。2日は近所の住民らがパンくずなどの餌を与えた。
長年世話をしている同市朝日丘の鎌仲光男さん(77)によると、1日夕、オオハクチョウを中心に30羽に達した。2日は新たにコハクチョウ5羽のグループが確認され、さらに増えた。
今季は11月13日に初飛来した。毎日近くの水田に通い、餌をついばんだり、休憩したりしている。親子の仲むつまじい姿も見られ、訪れた人を和ませている。
鎌仲さんは「数が増え、にぎやかになってきた。昼間はいないことが多いので、観察したい人は朝か夕方にどうぞ」と話す。例年3月上旬まで過ごすという。