天然酵母で発酵させる「自然派ワイン」の醸造を目指す荻野さん

天然酵母で発酵させる「自然派ワイン」の醸造を目指す荻野さん

長野県 上田・小諸

東御に自然派ワイナリー 化学肥料不使用・天然酵母で醸造目指す

信濃毎日新聞(2019年12月4日)

 ワインが特産品の東御市に今秋、10カ所目のワイナリー(ワイン醸造所)「LESVINSVIVANTS(レヴァン・ヴィヴァン)」(滋野乙)が開業した。経営する荻野貴博さん(39)=東御市常田=は、栽培に化学肥料を使わず、醸造には天然酵母を使うことなどが特徴の「自然派ワイン」にこだわり、個性的なワイン造りを目指している。

 山梨県南アルプス市出身の荻野さんはワイナリー開設を目指し、2015年に東御市に移住。現在は赤ワインの品種ピノ・ノワールやガメイ、白ワインの品種シャルドネ、リースリング、シュナンブランを約4ヘクタールで栽培している。

 自己資金で醸造設備を建設するワイナリーが多い中、レヴァン・ヴィヴァンは、レストラン経営、ワイン販売などのオザミワールド(東京)が建設した。荻野さんが建物、設備を借りて運営。畑の一部は同社向けに醸造するワイン用ブドウに充てる。荻野さんは「初期投資にお金がかからず、新しいビジネスモデルになる」と話す。

 荻野さんは以前、同社のレストランで働いていて、そこで自然派ワインに出合った。ワイン造りを目指し、09年に山梨県甲州市のワイナリーに転職。栽培を3年半、醸造を2年学んだ。オザミワールドの社長とはその後も連絡を取り、ワイナリー建設の話が決まった。

 シードルの醸造は今年から始めているが、ワインの醸造は、ブドウの収穫量が増える来年始める予定だ。「ヴィヴァン」は、「元気な」「生きている」という意味。荻野さんは「優しい味わいで体にスーッと染み込んでくるようなワインを造っていきたい」と話している。

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