一般社団法人エキマエモールと福井新聞社などのプロジェクト「学生まちづくり班」で活動する福井大の女子学生3人が12月15日、福井県福井市の西武福井店で幼児や小学生が参加する「クリスマスキッズファッションショー」を開く。3日に参加団体の担当者らと同店で行った打ち合わせではメークや照明などについて話し合い、イメージを膨らませた。
企画したのは福井大国際地域学部3年の村田理恵さん(21)、松浦桃子さん(21)、藤野江里佳さん(21)。
学生まちづくり班は、9月に西武福井店からクリスマスの集客イベントの依頼を受けた。3人は今年1月に大学の授業の一環で若者向けの催しを企画したが、狙い通りにはいかなかった。経験を生かそうと立候補し、より集客を見込める子ども、父母、祖父母の3世代を対象とし、同店の強みである化粧品や洋服を生かせるファッションショーを提案した。10月下旬に本格的に準備を開始した。
当日は同店1階の正面入り口にランウェイを設け、店員が集めた2歳~小学6年生の20人ほどが参加する。県美容業生活衛生同業組合がヘアとメークを担当し「クリスマスパーティースタイル」に仕上げる。女子フットサルチーム「福井丸岡RUCK」の選手によるリフティング披露や、地元音楽教室に通う児童のエレクトーン生演奏もある。
3日の打ち合わせには、学生や西武福井店の販売促進担当の山口晃寛さん(48)らイベントに関わる団体の8人が出席し、当日の動きや必要な物などを確認。3人は「子どもたちに楽しんでもらい、駅前に愛着を持ってもらいたい。また来たいと思ってもらえたら」と話していた。