諏訪地方の市民グループ「諏訪湖八ケ岳自転車活用推進協議会」は22日、サンタクロースなどに扮(ふん)して自転車でクリスマスプレゼントを届ける「サンタライド」を実施する。3回目の今年は、参加費の一部を10月の台風19号で被災した県内地域への義援金とするチャリティーイベントも兼ねる。多くの人が笑顔になれる催しにしよう―と、参加者を募っている。
参加者は午前9時に、下諏訪町友之町駐車場に自分の自転車を用意して集合。クリスマスをイメージした衣装を身に着け、希望した人から預かったプレゼントを届ける。配達先は主に諏訪湖周の諏訪、岡谷両市と下諏訪町内。
協議会代表の小口良平さん(39)によると、昨年は8カ所にプレゼントを届けた。訪ねた家庭では親子とも大喜びで、さまざまな衣装を着て自転車を走らせる参加者の姿は地域住民からも好評だったという。小口さんは「喜ぶ人の笑顔を見て自分たちも楽しめた」と話す。
自転車による観光ツアーを兼ねており、参加費は4千円。この一部は「台風19号で被災した人にも喜んでもらいたい」と義援金に回す。定員は20人で5カ所ほどを自転車で回る予定。申し込みは20日まで。届けてほしい人の配達料は2千円で、18日までにプレゼントを用意して申し込む。問い合わせは小口さん(電話090・7732・1198)へ。