台風19号被災地への募金を呼び掛けようと、県内出身や県内で活動する演奏家のチャリティーコンサートが4日、東京・銀座の県情報発信拠点「銀座NAGANO」で始まった。リレー形式で行い、初日は松本市出身のサックス奏者岩渕みずきさん(29)=東京=が演奏した。
被災地の力になりたいという演奏家らの思いを受け、音楽を通じた社会貢献活動を行うCクレフコンサートマネジメント(松本市)が企画。銀座NAGANOが無償でスペースを貸し出した。
岩渕さんはフランスの作曲家ドビュッシーの「夢」など5曲を披露。会場には募金箱を置き「音楽は目的があると大きな力を持つ」と述べ、被災地支援を呼び掛けた。
5日は長野市出身のチェロ奏者松谷明日香さん、19日は同市出身でともにバイオリン奏者の中村ゆか里さん、里奈さん姉妹が出演予定。5、19日とも午後6時から30分程度。入場無料。募金は被災地に送る。12月以降も月数回のペースで開く方針という。