骨付きの鶏肉を煮込んだスープでそばを食べる新商品をPRする竹内さん

骨付きの鶏肉を煮込んだスープでそばを食べる新商品をPRする竹内さん

長野県 伊那路 麺類

骨付き鶏肉×そばで武将気分 信玄通った?街道近くの阿智の店

信濃毎日新聞(2019年12月6日)

 阿智村智里の国道153号沿いにあるそば店「三日庵」が9日から、新メニュー「戦国武将野武士そば」の提供を始める。戦国時代、武田信玄らが通ったとされる信州と東海地方を結ぶ旧伊那街道が店の近くを通ることに着目。骨付きの大きな鶏肉を丸ごとつゆに入れた豪快さと、武将の荒々しいイメージを重ね合わせた。社長の竹内晶さん(39)は「阿智の歴史に目を向けるきっかけになったらいい」と期待する。

 戦国武将が他国への侵攻にも使った伊那街道。街道沿いの阿智村浪合には、信玄が1556(弘治2)年に設けたのが始まりとされる「浪合関跡(せきあと)」がある。

 新商品は、客足が鈍る冬季の名物を模索する中で、試行錯誤を重ねて完成させた。まきストーブでこんがりと焼いた鶏肉をそばつゆの中で煮込むことで、うま味のあるつゆに仕上がった。そのつゆでそばを食べ、つゆが染み込んだ鶏肉は豪快に手で持って食べることもできる。竹内さんは「戦国武将の気分を何となく味わってほしい」としている。1食1110円(税別)。

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