児童に声掛けする遊学館高の男子卓球部員=金沢市幸町

児童に声掛けする遊学館高の男子卓球部員=金沢市幸町

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朝練で児童見守り 遊学館高男子卓球部

北國新聞(2019年12月19日)

 全国屈指の卓球強豪校である遊学館高男子卓球部は朝練に合わせ、地元の金沢市犀桜小児童の見守りボランティアに乗り出した。「おはようございます」と元気な声を掛けて、児童を励ましている。4月に新竪町小と菊川町小が統合して発足した同小には、通学路に慣れない児童もいる。地域貢献を通じて部員の「人間力」を高め、悲願の全国制覇へ弾みを付ける。
 犀桜小の児童は現在、旧新竪町小の敷地内に建てられた仮校舎に通学している。同小通学路は付近に位置する遊学館高の通学路とも重なっており、自転車とぶつかる事故が起きないようにするのと同時に、児童の不安を和らげるのを目的に植木大(ひろし)監督が提案した。
 部員20人は午前7時半から約30分、同小東側の本多通りや、鱗町交差点から同高付近までの犀川大通りなどに分かれて立ち、児童にあいさつしている。当初は、部員も児童も互いにぎこちなかったが、近ごろはハイタッチや会話を交わすなど、すっかり顔見知りに。
 鱗町交差点付近では、部員のほか、60~80代の住民約10人も見守り隊として活動している。約30年間、児童の登下校を見守ってきた平野正盛さん(88)は「人員が増えれば犯罪の抑止力も増す。子どもたちも喜んでいる」とねぎらう。
 5月に活動を始めてから、男子卓球部は好成績が続く。8月の全国高校総体では、男子団体で3位に入った。林零斗(れいと)部長(2年)は「一日の始まりを気持ち良く迎えられることが、プラスになっているのかもしれない。活動をずっと続けて行きたい」と話した。

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