新年を迎えるに当たり、厄よけの思いを込めた「ジャンボ羽子板」が12月18日、福井県福井市宝永4丁目の神明神社にお目見えした。高さ3・5メートル、幅1メートルの板には、来年の干支(えと)「子(ね)」にちなんだ仲むつまじいネズミの夫婦が描かれている。
2012年に始まり、福井市の絵馬師島村正博さん(63)が毎年手掛けている。今年は丸みのある輪郭でかわいらしいネズミを描き、子孫繁栄を願った。五穀豊穣(ほうじょう)の思いも込め稲穂も描いた。
禰宜(ねぎ)の宮田京さん(42)は「今年は令和が始まって初のお正月。羽子板を見て心機一転し、ネズミのように活発に活動してほしい」と話していた。