長野市の長野駅に18日、フィンランドから来たサンタクロースが登場し、自由通路や善光寺口駅前広場をパレードした。サンタに送った手紙が最も多い都道府県に訪れる日本・フィンランドサンタクロース協会(静岡市)の企画。日本郵便信越支社(長野市)が呼び掛け、県内からの手紙が全国1位だったため実現した。ひと目会おうと、親子連れら数百人が集まった。
子どもたちが「サンタさーん」と声を合わせて呼び掛けると、北陸新幹線の改札口からサンタが登場。「故郷」とされるフィンランドのラップランド地方から来たと自己紹介し、「元気ですか」「会えてうれしい」などと、日本語や英語であいさつした。
サンタは「安らかで楽しいクリスマスを迎えてください」と笑顔で話した。
サンタは21日まで県内に滞在。台風19号で被災した保育園児とも交流する。19日午後5時半に松本市の松本駅、20日午後5時50分に長野市のTOiGO(トイーゴ)広場を訪れる。