御旅屋セリオで開かれた「ユニークベニューTAKAOKA オン まちなかステージ」。事業は来場者、出演者双方から好評を得ている

御旅屋セリオで開かれた「ユニークベニューTAKAOKA オン まちなかステージ」。事業は来場者、出演者双方から好評を得ている

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高岡まちなかステージ好評 気軽に芸術文化楽しむ

北日本新聞(2019年12月20日)

 高岡市中心市街地の文化施設や公共施設などを会場に、公募に応じた出演者が演奏やパフォーマンスを披露する事業「ユニークベニューTAKAOKA オン まちなかステージ」が好評だ。今年6月に始まり、公演数は今月14日で20回を数えた。来場者は気軽に舞台芸術を楽しみ、出演者はまちのにぎわい創出に協力できることを喜んでいる。

 高岡市では市民会館の休館に伴い、舞台発表できる場が減少していた。事業は、市民らが日頃の活動を披露したり、芸術文化に触れたりする機会を確保するとともに、まちなかのにぎわいにつなげようと、高岡市と末広開発、高岡ステーションビル、オタヤ開発、高岡市民文化振興事業団が本年度初めて企画した。

 出演者はプロ・アマを問わず、3年以上の活動経験があることが条件。出演経費として1公演に1万円が支給される。

 公演は6月1日に始まり、これまで土、日曜に、ウイング・ウイング高岡やクルン高岡、御旅屋セリオ、山町ヴァレーで開催した。8月ごろから出演に関する問い合わせが増え、10月には来年3月までの全30回の出演者が決まった。

 披露される作品のジャンルは多彩だ。音楽や舞踊だけでなく、朗読劇などのステージもあった。年明けにはお笑いマジックショーや落語も行われる。出演者の約8割は市在住者や市出身者が占めている。

 公演には毎回50~80人が訪れる。同事業団によると、来場者からは「無料で気軽に楽しめた」「出演者との距離が近く、一体感があった」などの感想が多く寄せられている。出演者からは「会場の雰囲気が良かった」「発表・公演する場所の幅が広がった」といった評価のほか、「まちのにぎわい創出に協力できた」という声も目立つという。

 2020年度は30~40公演を予定しており、既に応募がある。同事業団の山本広志事務局エグゼクティブプロデューサー・事業課長は「高岡への熱い思いを持った出演者に支えられている。いずれはフェスティバルのようなイベントもできれば」と話している。

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