能登ふぐ事業協同組合の活動を紹介する「能登ふぐ通信」=七尾市内

能登ふぐ事業協同組合の活動を紹介する「能登ふぐ通信」=七尾市内

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能登ふぐ通信 七尾の組合が日本一PR

北國新聞(2019年12月20日)

 能登ふぐ事業協同組合(七尾市)は19日までに、能登沖で捕れるフグ「能登ふぐ」をPRする広報誌を発行した。第1号には組合が最近開催したイベントや活動を紹介する写真と記事を掲載し、市内外の会員店舗や公共施設などに設置した。今後はレシピなども載せる計画で、漁獲量日本一の天然ふぐの魅力発信や知名度向上に役立てる。
 「能登ふぐ通信」と銘打った広報誌はA4判の紙1枚で、裏表にカラー写真と記事が掲載されている。2千部を用意した。第1号には、10月に能登食祭市場で開催した「のと福来まつり」の様子を紹介。地元小学生らが制作したポスターの表彰式やふぐ鍋の振る舞いに並ぶ大勢の来場者などの写真を載せた。
 このほか、11月に金沢市のいしかわ四高記念公園で開かれた「いしかわ食のてんこもりフェスタ」で、能登ふぐのすしを提供したこと、穴水町で初めて組合に加入した店舗で開催した夕食会を紹介した。
 組合は通信を年2回ほど発行する予定で、能登ふぐを使ったレシピや会員の紹介など掲載内容を充実させ、ページ数を徐々に増やしていく計画だ。
 組合は準備会を経て2013年に発足し、現在は能登ふぐを扱う水産業者や飲食店、加工業者など56社が加盟している。農林水産省発表の全国漁業・養殖業生産統計では、石川県のフグ類の漁獲量が2011~15年に5年連続で全国1位、16年は3位となったが、17年に656トンで再び日本一に返り咲いた。
 杉原省理事長は「通信で発信することで会員相互の結び付きを強めるとともに、能登ふぐがもっと親しまれる特産物になってほしい」と期待を込めた。

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