福井県南越前町河野小が、河野をアピールするイルミネーションの制作を依頼され、魚や日本海の荒波、太陽などをデザイン。発光ダイオード(LED)を組み合わせて手作りした。12月23日に同校で点灯式があり、児童がつくった河野の海がきらびやかに浮かび上がった。1月末まで、河野シーサイドパークで点灯する。
イルミネーションは縦横3メートルの網に、赤の電飾で魚や太陽を、青で海や荒波を表現した。6年生12人が図案を考え、12月から全校児童50人が電飾を針金で留め制作してきた。
点灯式は体育館で開かれ、児童のカウントダウンでスイッチが押されると、大きな魚が勢いよく跳ねる図柄のイルミネーションが輝いた。児童は「思ったよりきれい」「カラフルでかわいい」と目を輝かせていた。児童が自転車をこいで発電、点灯させる企画もあった。
魚と荒波の案が採用されたという6年生の児童は「みんなで作り上げた作品はとてもきれい。設置されたら家族と見に行きます」と笑顔だった。
イルミネーションは、校区内で土木工事を行う高野組(越前市新町)が、地域貢献活動として企画、同校に制作を依頼した。今年で2回目。国道305号沿いの河野シーサイドパークに設置し、午前5~7時、午後5~10時に点灯する。