分析結果のサンプル画面を見せて新サービスを紹介する神野理事長(中)ら関係者=七尾市の恵寿総合病院

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七尾の医療団体 唾液から疾病リスク判定

北國新聞(2019年12月26日)

 七尾市の恵寿総合病院を運営する社会医療法人財団董仙会などでつくる「けいじゅヘルスケアシステム」は25日、遺伝子解析や生活習慣から将来の疾患リスクを分析する新たなサービスを始めた。リスクから見える生活習慣の改善を図り、疾患予防につなげる狙いで、病院では国内初の導入となる。
 新サービスでは、遺伝子解析を手掛けるジェノプランジャパン(福岡市)の検査キットを用いる。唾液を専用容器に入れて同社に郵送し、同社の研究所で唾液からDNAを抽出して遺伝子を分析。生活習慣のアンケートなどを加味し、糖尿病や脳梗塞、がんなどの各種疾患、内臓脂肪やアルコール代謝など約460項目について発症リスクや傾向を伝える。
 分析結果は専用ホームページで閲覧でき、各種疾患の発症リスクが同年代の平均と比べた差異が示されるほか、リスクの高い疾患の予防に関する情報も掲載される。
 25日に七尾市の恵寿総合病院健康管理センターと金沢市の恵寿金沢病院人間ドックセンターで、検査キットを発売した。両センターとも先着50個を特別価格の1万5千円(税別)で販売する。それ以降の価格は未定という。
 けいじゅヘルスケアシステムは、七尾市内のNOTOAフィットネスクラブと連携し、リスクを減らす運動プログラムを提供する。 同日、恵寿総合病院で会見した、けいじゅヘルスケアシステムの神野正博理事長は「若い人が今後の生活習慣を考える機会にし、健康寿命の延伸につなげたい」と述べた。ジェノプランジャパンの日置友輔事業開発マネジャー、NOTOAフィットネスクラブの小梶崇社長が同席した。

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