上田市マルチメディア情報センターは、江戸時代の上田城を再現した姿を視聴できるサイト「VR(仮想現実)上田城」をホームページ内に公開した。約400年前の江戸前期の上田城と城下町の姿をコンピューターグラフィックス(CG)で再現し、3次元の視点で視聴できる。
江戸時代の城下町絵図の上に置いた8カ所のポイントを選ぶと、尼ケ淵や二の丸東虎口、藩主屋敷などの当時の姿を40秒ほどの解説とともに見られる。真田氏ゆかりの見どころ6カ所について短い動画で紹介する「ゆかりの地映像ツアー」、上田城の歴史をまとめた年表コーナーもある。
2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」放送に合わせ市がスマートフォン用にアプリ(応用ソフト)を制作、公開してきた。ダウンロードして現地に行くと動画が見られる仕組みだった。今秋にサービスを停止。アプリなしでも利用できるようにした。
同センターは「アプリは上田城の見どころを凝縮して評価が高かった。インターネット環境さえあれば誰でも見られるようにした」と閲覧を勧めている。