映画の舞台となる内川沿い=射水市新湊地域

映画の舞台となる内川沿い=射水市新湊地域

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「日本のベニス」が舞台 新湊の内川で来年映画製作

北日本新聞(2019年12月31日)

 「日本のベニス」と称される射水市新湊地域の内川沿いを舞台に、夢を追う高校生の姿を描いた短編映画が来年製作、公開される。富山ゆかりのアイドルらが出演し、高岡の鋳物産業をテーマとした映画「デンサン」(2017年)でメガホンを取った金森正晃さん(高岡市)が監督・脚本を務める。映画祭への出品や台湾での上映などを予定しており、地域の魅力を国内外に発信する。 

 映画のタイトルは「放生津モラトリアム(仮)」。東京でアーティストになる夢を抱く射水市の女子高校生が、東京からの転校生と交流することで古里の良さに気付き、地元で夢に向かって挑戦しようとする物語で、40分前後の作品になる見込み。

 撮影は内川周辺に加え、放生津八幡宮や海王丸パーク、学校など市内を中心に行う。富山ゆかりのアイドルや俳優が出演するほか、地元の高校生や若者らをエキストラとして募集する予定だ。

 金森さんが代表を務める高岡市の映像企画制作会社「大仏兄弟」が撮影や編集を担当する。来年1月下旬に射水市や、若手経営者らでつくる実行委員会が発足し、2月中旬に撮影がスタート、3月上旬に完成する見通しだ。

 毎年4月に沖縄県で開催されている「沖縄国際映画祭」に出品し、県内でも公共ホールなどを活用して上映会を開く。台湾・台北市での公開や、海王丸パークで野外映画祭を開いて披露する計画もある。

 内川周辺はこれまでも「人生の約束」(2016年)や「真白の恋」(17年)といった作品の舞台になり、全国のスクリーンに美しい景観が映し出されてきた。射水市観光協会の牧田和樹会長は「映画の効果は大きく、観光客は増えている。今回の作品で地域の魅力がさらに伝わるといい」と話している。

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