将来的に「まんがのまち」の玄関口として生まれ変わるJR氷見駅前ロータリー。手前の白っぽい屋根は駅舎 =氷見市伊勢大町

将来的に「まんがのまち」の玄関口として生まれ変わるJR氷見駅前ロータリー。手前の白っぽい屋根は駅舎 =氷見市伊勢大町

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氷見駅前一新「まんがのまち」玄関口へ ロータリー拡張、藤子(A)キャラ像設置

北日本新聞(2020年1月3日)

 氷見市のJR氷見駅前が将来的に「まんがのまち」の玄関口として生まれ変わる。駅前に市出身の漫画家、藤子不二雄(A)さんの人気キャラクター像をシンボルモニュメントとして設ける計画。新年度には駅周辺の再整備を進めるとともに、駅から国道415号までの市道沿いに藤子(A)さんのキャラ像4体を設置する。

 駅周辺では、観光客らの足となるカート型新交通システムの発着点とするほか、「不便」と指摘のあった一方通行を2022年度に解消して大型バスのアクセスを向上させる。

 手始めとして新年度、駅前ロータリーの一部の市道の拡幅へ向け実施設計を行う。拡幅の支障となる空き家の除去手続きや都市計画の変更にも取り組み、21年度に用地取得、22年度に着工し、追加の駐車場整備とともに完成させる。

 駅から国道415号までの市道は約200メートルあり、キャラ像の設置と併せて街路灯を更新する。

 市は中心市街地にある北の橋や市漁業文化交流センターから中の橋まで900メートルの区間を、藤子(A)さんのキャラクター像約40体が並ぶ「まんがロード」としてPRしている。沿線には、藤子(A)さんの原画を展示している潮風ギャラリーや藤子(A)さんの生家である光禅寺、プロゴルファー猿ポケットパーク、忍者ハットリくんカラクリ時計などがある。今後、中の橋から南側の国道415号沿いにも像を設置し、駅までつなぐことを検討。観光名所となっている鳥取県境港市の「水木しげるロード」と同様のにぎわいを目指す。

 カート型新交通システムは新年度、年間120万人が訪れるひみ番屋街と氷見駅を結ぶ実証実験をスタートさせる方針。新年度予算案に関連事業費を計上し、3月市議会に上程する。

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