大勢の来店客でにぎわう売り場=金沢市の香林坊大和

大勢の来店客でにぎわう売り場=金沢市の香林坊大和

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バーゲン待っていた 金沢、昨年並みの好調 増税で年末は買い控え

北國新聞(2020年1月3日)

 金沢市香林坊、武蔵、金沢駅周辺で2日、一斉バーゲンが始まり、商業施設は福袋やセール品を求める客で混雑した。昨年10月の消費税増税の影響で、安値になるのを待ち構えていた客が目立ち、好調だった昨年並みの売り上げペースを維持した店が多くなった。今年は日並びの関係で年始の休みが長く、関係者は「週末までこの勢いを継続したい」と期待を込めた。
 香林坊大和では、午前9時の開店前に約1500人(同店発表)が列をつくった。秋に改装した2階の婦人服売り場に女性客が押し寄せ、50セット限定の福袋が数分で売り切れた店もあった。
 コートやブーツなどのセール品の売れ行きが良く、販促担当者は「比較的に暖かかった12月は買うのを控えて、増税後初のバーゲンを待っていたお客さまが多かったのではないか」と語った。
 香林坊周辺では、香林坊ラモーダの「ビームス」「ジャーナルスタンダード」などの路面店や、香林坊東急スクエアでも買い回りする人の姿があった。砺波市から訪れた50代女性は「毎年、金沢でのバーゲンを楽しみにしている。いろんな店を回って、お得なものを探したい」と話した。
 めいてつ・エムザは午前10時に営業を開始。昼前には他店舗で買い物を終えた夫婦や親子連れで活気づいた。2020年に合わせて販売した20万2千円の時計福袋が売れた。和洋菓子の福袋を販売した地下食品フロアなども人気だった。
 金沢駅構内の金沢百番街リントでは、昨年の初売りで約2千人の列ができたことから、今年は営業開始を30分繰り上げて午前8時半とした。開店と同時に約1100人(同店発表)がなだれ込み、人気ブランドのセール品に若い女性客が集まった。隣の金沢フォーラスでは1日に初売りを行い、2日にバーゲンを開始した。

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