北陸製菓(金沢市押野2丁目)は3日、揚げあられ「ビーバー」の誕生50周年と北陸新幹線の開業5周年を記念し、JR金沢駅構内で「白えび味」の販売イベントを実施した。午前10時の開始前から帰省客やファンら50人以上が長い列をつくり、限定1200個が約1時間半で売り切れた。
ビーバーのキャラクターも登場し、特製の年賀状を配布。大勢に囲まれ、握手したり、記念撮影に応じたりした。行列の先頭で並んだ京都市の公務員青嶋恭弘さん(40)=小矢部市出身=は「帰省中に石川、富山で白えび味を売っている店を探したが、なかった。お土産を頼まれていたので、とてもラッキーだった」と笑顔を見せた。
ビーバーは昨年、富山市出身で米プロバスケットボールNBAウィザーズの八村塁選手がチームメートに配って話題となり、品切れする店が続出した。北陸製菓は今年、50周年を記念した新商品の開発を計画している。