内山家に伝わる袱紗などが並ぶ特別企画展=1月5日、福井県大野市城町の武家屋敷旧内山家

内山家に伝わる袱紗などが並ぶ特別企画展=1月5日、福井県大野市城町の武家屋敷旧内山家

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袱紗や屏風、新春の趣 3施設で美術品展示 福井・大野

福井新聞(2020年1月6日)

 大野藩主土井家や家老内山七郎右衛門の家などに伝わる美術工芸品を紹介する新春特別企画展「藩主・家老のお宝特別公開」が1月5日、福井県大野市の武家屋敷旧内山家など3施設で始まった。吉祥文様の袱紗(ふくさ)や縁起物を描いた屏風(びょうぶ)など、新春の趣が漂う5点が並ぶ。31日まで。

 初公開は、旧内山家に並べられた絹の袱紗2点。縦65センチ、横73センチで明治期以降の作と推定される。鶴や松、御所車、鳳凰などの縁起の良い文様が織り込まれている。進物に掛けて使われ、絵画のような優雅さをたたえている。

 市歴史博物館では、内山家に伝わる8曲1隻の中びょうぶで江戸後期作とされる「遊鶴図(ゆうかくず)屏風」を公開。松竹梅や牡丹に彩られた春と冬の風景の中で、群れ遊ぶタンチョウヅルが描かれている。

 武家屋敷旧田村家には7代目藩主利忠の正室しん(謡琴楽女)から拝領した江戸後期の掛け軸2点が並べられている。市教委の担当学芸員は「新春をことほぐのにふさわしい品を集めた。職人の技も見てほしい」と話している。

 入館料はいずれも大人200円、中学生以下無料。

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