生け花の大作と書に見入る来場者=北日本新聞社エントランスホール

生け花の大作と書に見入る来場者=北日本新聞社エントランスホール

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伝統の美、初春祝う 「書と華の競演」開幕

北日本新聞(2020年1月7日)

 新年を華やかに彩る「北日本新聞 新春を寿(ことほ)ぐ 書と華の競演」が6日、北日本新聞社エントランスホールとギャラリーで始まった。おめでたい内容の書作品と、色鮮やかな生け花のコラボレーションに来場者が見入った。12日まで。入場無料。

 書は日本北陸書道院が担当し44点を展示した。長年理事長を務め、昨年亡くなった青柳志郎さんの遺作「永寿」や、青柳さんの長女、高木雛さんの「麗」などを飾った。

 生け花は県華道連合会の池坊と龍生派、小原流が担当し、大作1点を含む9点を並べた。大作は酒井和佳子理事長ら5人が、平穏な年になるよう願いを込めた共作で、松と竹、梅のほか、赤い実を付けたセンリョウ、白い花を咲かせたコチョウランを組み合わせた。背景には日本北陸書道院の上野成堂副理事長が揮毫(きごう)した「子(ね)」を配した。

 黒部市山田の会社員、辻清美さん(68)は「書と生け花がマッチしていて、日本の正月の雰囲気を味わえる」と話した。

 「書と華の競演」は、昨年まで開いてきた北日本新聞新春色紙展の後継企画。観覧は午前9時~午後6時(最終日は午後5時まで)。

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