機械化する前に使われていた農具。昔の人の知恵が詰まっている=1月7日、福井県小浜市の県立若狭歴史博物館

機械化する前に使われていた農具。昔の人の知恵が詰まっている=1月7日、福井県小浜市の県立若狭歴史博物館

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昭和前期の生活紹介 農具など展示 福井・小浜

福井新聞(2020年1月8日)

 昭和前期ごろの若狭の人々の暮らしについて、米作りを中心に紹介する「ちょっとむかしのくらし」展が、福井県小浜市の県立若狭歴史博物館で開かれている。機械化する前に使われていた農具、わら製品など48種類を展示。火打ち石を使ったり俵を持ち上げたりする体験もできる。3月22日まで。

 くわやすきをはじめ、脱穀に使う千歯こき、回転式の刃がついた除草機が並ぶ。水が一年中張られた湿田が多かった若狭地域ならではの、ぬかるみにはまらないための田舟や田げたといった農具も展示されている。鍋敷き、鍋つかみ、赤ちゃんかごもあり、わらが生活と強く結びついていたことがうかがえる。

 本物より軽くこしらえた俵を持ち上げたり、火打ち石を使って火花を出したりする体験もでき、子どもに人気だという。家の間取りや、あんどんなどの明かりについても解説している。

 湯川洋史学芸員は「わら製品には昔の人の知恵が詰まっている。日常の何げないものでも、後世に残したいものがあれば相談してほしい」と呼び掛けている。

 開館時間は午前9時~午後5時(入館は午後4時半まで)。3月までの第2、第4月曜休館。

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