スコップで雪を固め、かまくらを造る応援隊員ら

スコップで雪を固め、かまくらを造る応援隊員ら

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雪不足に負けず、かまくら造り 飯山「レストランかまくら村」

信濃毎日新聞(2020年1月9日)

 飯山市外様地区で今月24日に営業を始める冬の風物詩「レストランかまくら村」の会場となるかまくら造りが8日始まった。地元住民ら25人でつくる「かまくら応援隊」が担い、20回の節目。今季は暖冬による雪不足が続くが、隊員らはより一層地域を盛り上げようと汗を流している。

 この日は時折晴れ間ものぞく中、20人ほどの隊員が集まり作業。飲食スペースの基になる大きな風船の周りに除雪機で雪を飛ばし、スコップや足で踏んで固めながら、高さ3メートル、幅4メートルほどのかまくらを2基造った。営業開始までに、24基程度並べる予定だ。

 雪不足への対応としては、市内の斑尾高原などから雪を調達。この日も大量の雪を積んだトラックが何度も往復した。隊長の平井勝美さん(75)は「こんなに雪が少ないのは珍しいが、かき集めてでも造る。訪れた人に感動を与えられるように取り組みたい」と話していた。

 予約などを受け付ける信州いいやま観光局によると、今季から英語にも対応した予約専用サイトを開設。8日現在で805件の予約が入っており、訪日外国人の予約が増加傾向にあるという。

 営業は3月1日まで。特産のみゆきポークを使ったみそ味の「のろし鍋」などを提供する。問い合わせは信州いいやま観光局(電話0269・62・3133)へ。

 「かまくら村」の取り組みは昨年、地域活性化への貢献が評価され、市、県、国からそれぞれ表彰を受けた。

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