ユニークなキャッチフレーズが付いた福井梅の加工品が並ぶ受験生応援コーナー=1月8日、福井県若狭町兼田の「たいしたもん屋」

ユニークなキャッチフレーズが付いた福井梅の加工品が並ぶ受験生応援コーナー=1月8日、福井県若狭町兼田の「たいしたもん屋」

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福井梅パワーで合格を 直売所に受験応援コーナー、若狭町

福井新聞(2020年1月9日)

 梅パワーで合格バイ―。福井県若狭町特産の福井梅の加工品に、入試にちなんだキャッチフレーズを付けて販売する受験生応援コーナーが、若狭町兼田の農産物直売所「たいしたもん屋」に登場した。福井梅の酸味や疲労感の軽減に効果のあるクエン酸と、験の良いフレーズでラストスパートを後押しする。

 直売所を運営するNPO法人若狭物産協会が初めて企画した。事務局長の藤本佳志さん(41)が、まちづくり活動を通じて交流のある目白大(東京)の牛山佳菜代准教授に協力を依頼。牛山准教授のゼミの学生10人が、受験生に近い立場でキャッチフレーズを考えた。

 「紅映(べにさし)」を無添加熟成した「くろ梅」には、強い酸味から「目覚まし梅」「気合の一粒」のフレーズが付いた。梅の果汁を使ったあめは、ピンクの色合いから「梅で咲け、桜咲け」となった。クエン酸を多く含む機能性表示食品の飲料「グッジョブ」は、「がんばる君に毎日のグッジョブ」とエール。5種類の加工品が入った福袋もあり、「合格へ、ゴ(5)ー」と験を担いだ。

 特設コーナーは、美浜町久々子の町健康楽膳拠点施設「こるぱ」にも設置している。ともに3月中旬までの予定。

 藤本さんは「これまでは高齢者向けの販売が中心だった。学生の考えたフレーズは新鮮な視点で、こんな売り方もあるんだと気付かされた。福井梅で疲れや不安を和らげ、受験勉強を応援できれば」と話している。

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