頼三樹三郎の漢詩書などが並ぶコーナー

頼三樹三郎の漢詩書などが並ぶコーナー

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高岡城跡詠んだ漢詩書 高岡市立博物館発見

北日本新聞(2020年1月11日)

 幕末の儒学者で勤王の志士、頼三樹三郎(1825~59年)が、高岡滞在中に高岡城跡について詠んだ漢詩書が見つかった。高岡市立博物館で11日から始まる常設展お宝コーナー展「勤王の志士・頼三樹三郎と高岡」で展示される。

 頼三樹三郎は江戸後期の儒学者、頼山陽の三男。48年、蝦夷地(えぞち)(北海道)から京都の自宅に帰る途中に高岡に立ち寄り、高岡片原町の医者で同志の山本道斎(14~55年)の家に数カ月滞在した。山本や、逸見文九郎ら高岡の仲間と時局を論じ、漢詩を詠んだとされる。安政の大獄(58~59年)で投獄、処刑された。

 漢詩書は縦132・0センチ、横27・9センチ。同館が昨年、インターネットのオークションサイトで見つけ、購入した。カモたちが巣に帰って何もいない堀など、夕暮れ時の高岡城跡で見た光景などを詠んだ詩をしたためている。酒豪だった三樹三郎は号「鴨涯(おうがい)」に続き「酒徒」と署名している。箱書きによると、58年の春に清書したとみられる。

 仁ヶ竹亮介副主幹学芸員は「全国的に知られる三樹三郎が、高岡の歴史的なシンボルを詠んだ漢詩書は郷土資料としても貴重」と話している。同展では、山本らが京都に戻る三樹三郎を見送り、別れた場所とされる高岡市上北島に立つ石碑の写真など関係資料も紹介する。3月15日までで、入館無料。月曜休館。問い合わせは同館、電話0766(20)1572。

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