「殿下福亥のししラーメン」を持つ「こしのくに里山再生の会」の松平代表理事(左)=1月10日、福井県福井市大丹生町

「殿下福亥のししラーメン」を持つ「こしのくに里山再生の会」の松平代表理事(左)=1月10日、福井県福井市大丹生町

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「しし」チャーシュー入りラーメン、海の幸も 福井市殿下のレストラン

福井新聞(2020年1月11日)

 福井県福井市殿下地区で捕獲されたイノシシを使ったラーメン「殿下福亥(ふくい)のししラーメン」が1月11日から、同市大丹生町のレストラン「Fan`s Kitchen」内にオープンする「福亥軒」で提供される。昨年に続く第2弾。今年は「山海のコラボレーション」をテーマにトッピングを充実させた。福亥軒を運営する「こしのくに里山再生の会」(再生の会)は「進化したラーメンを食べに来てほしい」と多くの来店を呼び掛けている。

 殿下地区の活性化を進める再生の会が、イノシシの活用を図ろうと昨年初めて企画。イノシシの骨を越智山の伏流水で煮込んだだしを、鷹巣地区で造るみそで味付けしたあっさりスープが好評を博し、1月~3月で約千食が提供された。

 昨年は、イノシシのバラ肉を細かく刻みしょうゆで甘辛く炒めた具だったが、「食べ応えがあった方がよい」という意見から、今年はイノシシのバラ肉とモモ肉を使ったチャーシューを使う。越前海岸の恵みも存分に味わってもらおうと、国見地区の海水で作った塩で味付けしたシシ肉の塩焼き、越廼地区で取れたメカブ、殿下地区産のユズを使ったゆずこしょうをトッピングメニューに加えた。

 ラーメンは1杯千円。トッピングは、シシ肉の塩焼きが500円、メカブ、ゆずこしょうは各200円。再生の会の松平成史代表理事(46)は「この時期のイノシシは脂が乗っておいしい」と話している。

 福亥軒の営業は3月末までの土、日、月曜日と祝日の午前11時半~午後2時。麺や具材、スープがなくなり次第営業を終了する。11、12日に福井市の越前水仙の里公園で開催される「こしの水仙まつり」でも60食を提供する。

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