第45回水仙まつり(越前海岸観光協会連合会、福井新聞社主催)の「こしの水仙まつり」が1月11日、福井県福井市居倉町の越前水仙の里公園で始まった。水仙の無料配布や餅まき、水仙や海産物の販売など多彩な催しがあり、多くの家族連れでにぎわった。12日まで。
越前水仙の無料配布は午前11時半、午後3時に行われ、水仙娘やBCリーグ福井ワイルドラプターズの選手らが来場者に手渡した。恒例の餅まきも人気を集め、水仙娘らが千個の紅白餅を観客に投げ込み、会場は熱気に包まれた。初めて水仙まつりに来たという小学2年の女子児童は「水仙がとても良い匂いだった。白い花もかわいい」と笑顔だった。
11、12日は、約1600本の水仙を観賞できる公園内の「水仙ドーム」の入館が無料。珍しい水仙の原種も展示されており、越前市から訪れた夫婦は「原種は越前水仙と比べると優しい香りがする」と驚いた様子だった。イカのへしこや海鮮汁などの販売コーナーも盛況だった。
12日は午後4時まで。水仙まつりは南越前、越前町、福井市越廼地区の越前海岸で12月14日に始まった。1月20日に閉幕する。