大相撲初場所初日の12日、西前頭5枚目の炎鵬は北陸製菓(金沢市)の揚げあられ「ビーバー」のキャラクターをあしらった化粧まわしを着けて幕内土俵入りに臨んだ。白星を飾った炎鵬は「(高崎憲親)社長も来ていたので、勝つ姿を見せられて良かった」と喜んだ。
化粧まわしは、ビーバーが炎鵬と同じ赤色の締め込みを着けているデザインとなっている。高崎社長が金沢市西南部中時代に炎鵬の兄と同級生だったこともあり、北陸製菓が寄贈した。
炎鵬は幕内土俵入り直後に、白鵬の横綱土俵入りで太刀持ちを務めるため大慌て。急いで化粧まわしを変えて横綱土俵入りに臨み、「久々に走った」と笑った。高崎社長は「本当にうれしかった。取組も逃げずに前に出る姿勢が感じられて感動した。思わず叫んでしまった」と話した。