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「大わらじ」歩き健脚祈願 松本・大安楽寺で大祈禱会

信濃毎日新聞(2020年1月13日)

 松本市女鳥羽の大安楽寺で12日、「厄除(やくよけ)観音大祈禱会(きとうえ)」が2日間の日程で始まり、恒例の「大わらじ」が披露された。上を歩くと健康健脚の御利益があるとされ、親子連れやお年寄りなど多くの参拝客でにぎわった=写真。

 大わらじは長さ約7メートル、幅約3メートルで、紅白の鼻緒が付いている。昨年10月から年末にかけて住職と副住職が編み上げ、本堂に配置。境内にも一昨年作った大わらじを置いた。元々は同寺にあるはだしの仁王像のために信者がわらじを作ったのが由来という。

 夫と訪れた松本市元町の渡辺嘉子さん(77)は「この年齢になると、ケアをしないと足腰は弱くなるばかり。御利益を頂かないと」。副住職の三沢宥靖(ゆうせい)さんは「昨年は自然災害などが多かった。今年は平穏な年になってほしい」と祈願した。

 大祈禱会は13日も午前9時~午後4時に開く。わらじのお守りやだるまの販売、茶の振る舞いなどがある。

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