見物客も参加し、上杉軍と武田軍に分かれて綱引きをした塩取合戦

見物客も参加し、上杉軍と武田軍に分かれて綱引きをした塩取合戦

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松本あめ市「塩取合戦」 最後は武田軍に軍配

信濃毎日新聞(2020年1月13日)

 松本市中心市街地で開かれた新春の伝統行事「松本あめ市」最終日の12日、上杉、武田両軍に分かれて綱引きをする恒例の「塩取(しおとり)合戦」があった。同市中央2の信毎メディアガーデン前の交差点を会場に、一般の見物客も参加。沿道から声援を受けながら、熱戦を繰り広げた。

 塩取合戦は、戦国武将の上杉謙信が武田信玄に塩を送った故事にちなむ。対戦は計4回で、男性の部は武田軍、女性の部は上杉軍が勝利。子どもの部は、互いに譲らず引き分けとなった。雌雄を決した最終戦は、みこしの担ぎ手が約30人ずつ分かれて対戦。「よいさ」と掛け声を上げながら綱を引き合い、武田軍に軍配が上がった。

 4回目の参加という地元の会社員出口明広さん(32)は「ついに勝利できた。今年は幸先がいいかも」と喜んだ。

 あめ市では、七福神役らが練り歩く「時代行列」や太鼓演奏などもあった。

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