寒さが一年で最も厳しいとされる「大寒」の20日、上市町大岩の大岩山日石寺で寒修行が行われた。白装束姿の信者や一般参加者が高さ約6メートルの六本滝に打たれ、心と体を清めた。
午前8時ごろの周辺の気温は4度、水温は7度で、例年に比べかなり高いという。
三重県松阪市の白龍弁天山真福院の信者33人が滝の下に身を置くと水しぶきが上がった。組み合わせた手を上下に振って「えい」と気合を込めた声を何度も発した。ほら貝やかねの音、般若心経が響き、辺りは厳粛な空気に包まれた。
修行を終えた女性は「身も心も軽くなった」と話した。